2.3:初めに読む!中古マンション購入は実に簡単です

- 資金計画は物件探しを円滑にし、購入後のトラブルを防げる
- 業者の提案する資金計画の信憑性は自分で確認しなければならない
- 費用に関して理解しておくと、心に余裕と安心感が生まれる
このページで覚えるべきポイント
詳しい理由を知りたい方は読み進めて下さい
中古マンションの購入の為に初めに行う作業は自分で資金計画を立てる事です。
担当と資金相談もしますが、担当者の提案する資金計画は必ずしも信頼できません。
えっ?担当者を頼れないの?中古マンションの購入に必要な諸費用なんて税率とかも複雑だから、こういう事こそ仲介業者に頼るべきところじゃないの?
予算はあくまでも概算な為、業者や担当者によって提案する諸費用の金額や範囲、手法も異なります。
要は、諸費用関連は非常にごまかしやすいという事です。
無知に人間は営業目線でいうとカモですので、中古マンションの購入にはどのような諸費用がいくらくらい必要なのかという事は事前に知っておくべきなのです。
けど、優遇制度とかで色々複雑だから素人が計算するなんて覚える事が多すぎて相当勉強しないと無理じゃない?
たしかに、素人が1から完璧な諸費用や税率の計算を立てることは諸費用一覧表があっても無理ですが、概算であればここでダウンロードできる「中古マンション購入における概算算出データ」を使用すれば可能です。
使い方とダウンロードは下記で説明します。
中古マンション購入における概算算出データの使い方

※このデータはあくまでも概算ですので目安に利用してください。
上記の画像がダウンロードしたエクセルデータの入力画面です。黄色の枠は入力比数項目、青色の枠は分かれば数値を変更項目、赤色は数値変更不要項目です。試しに下記の情報を入力してみます。
物件情報
販売価格-1890万
築年数-2008年2月
専有面積-73.92㎡
管理費-11800円
修繕積立費-10820円
駐車場代-5000円
ローン利用-有
金利形態-フラット35
保証料組込み-有
借入額-1500万
借入年数-25年
購入予定日-2014年6月
※:これらの項目はスーモ等で物件情報を見れば入力可能です。
販売価格-1890万
築年数-2008年2月
専有面積-73.92㎡
管理費-11800円
修繕積立費-10820円
駐車場代-5000円
ローン利用-有
金利形態-フラット35
保証料組込み-有
借入額-1500万
借入年数-25年
購入予定日-2014年6月
※:これらの項目はスーモ等で物件情報を見れば入力可能です。
↓↓↓入力後↓↓↓

上記画像が入力後ですが、すべての項目に数値が入力されており、これらが中古マンションを購入するにあたり基本的に必要な諸費用の一覧であり、諸費用の金額も考慮した中古マンション購入金額の概算です。基本的な項目さえ入力すれば誰にでも利用可能です。
すごい!けど、気になるんだけどこの中古マンション概算算出データっていくらで利用できるの?あと、黄色でもいくつかよくわからない項目もあるんだけど、それについても説明してよ。
このデータは無料です。下記で配布してますので自由にダウンロードして利用してください。
分かりづらい項目に関してはエクセル上でも説明し、一般的な項目を入力していますがここでもいくつか説明しておきます。
とりあえず、ここではこういう名前の費用がこれくらいかかるんだと分かれば大丈夫です。
固定資産公課証明書等:物件探しの段階ではありませんので「無」で大丈夫
ローン保証料金利組込み:これは普通組み込みにされるので「有」です。
耐震基準適合証明書(取得時) :ほとんどありませんので、「無」で大丈夫
借地権:これは物件情報の特約を確認しましょう。わからなければ「無」で大丈夫
所得税+住民税(年間):これはあなたの前年の所得税と住民税の合計額を入力しましょう
ローン保証料金利組込み:これは普通組み込みにされるので「有」です。
耐震基準適合証明書(取得時) :ほとんどありませんので、「無」で大丈夫
借地権:これは物件情報の特約を確認しましょう。わからなければ「無」で大丈夫
所得税+住民税(年間):これはあなたの前年の所得税と住民税の合計額を入力しましょう
これなら僕でも簡単にできそうだね。けど、もう一つ気になるんだけど、本当に中古マンションを購入するにあたって必要な費用ってこれだけなの?
他にも細かい費用が必要な気がするんだけど・・・どうなの?
業者ごとに上記の名称が異なったり、業者独自の謎の予算やオプション費用などもあるので、中古マンション購入においては上記以外にも必要な諸費用はあるといえます。ですが、業者の常とう手段であるようなインチキ諸費用は今後の説明で取り上げます。ここでは中古マンション購入における基本的に必要諸費用は抑えていますので、あとは個人の事情によって必要になる費用は別途で組み込んでもらうしかないですね。
ですが、ここの諸費用は個人の概算としては十分に参考にできるレベルで作っているつもりですので安心してください。
とりあえず、このページでは貰ったエクセルデータに入力してみて中古マンション購入に必要な諸費用や全体の費用について概算を算出すればいいという事だね。
最後に補足ですが、中古マンション購入資金計画の有効な立て方はもう一つあります。
それは、3つ程の業者に同じ物件での見積もりを依頼し自分で見積もりを比較する事です。
上記のデータを使わずに独学で計算をする場合はこの方法を基準に考える事をお勧めします。
それは、3つ程の業者に同じ物件での見積もりを依頼し自分で見積もりを比較する事です。
上記のデータを使わずに独学で計算をする場合はこの方法を基準に考える事をお勧めします。
このページのおさらい

では、このページのおさらいをしておきましょう。このページでは次の内容を理解していれば大丈夫です。
担当者の提案する資金計画は必ずしも信用できない為、物件探しを円滑にしトラブルを軽減し安心して中古マンション購入に臨む為にも、自分で資金計画をきちんと考えるか複数の業者に見積もりを依頼し比較しましょう。上記データを利用する場合はネットで分かる基本データで簡単に資金計画の計算が可能です。