素人が学ぶ中古マンション購入術

中古マンションの探し方について説明します。中古マンション購入に関する資金計画に目途がたったら、次は中古マンション探しを始めましょう!

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2.4:中古マンションの探し方をご説明します

中古マンション購入の資金計画の立て方。

    このページで覚えるべきポイント

  • サイトも業者も最低でも2~3社は廻って物件を探そう!
  • 契約するまではリスクは発生しないので、恐れず行動をする!
  • トラブルの原因は担当評価=物件評価という認識である
  • 詳しい理由を知りたい方は読み進めて下さい

中古マンションの探し方はネットで調べる不動産業者に直接相談の二種類があります。 現在のネットは非常に優れているので、個人でも簡単かつ気軽にかなりの物件情報を探せます。
インターネットですごいね。ちなみに、ネットと不動産業者に直接聞きに行くのはどっちがおすすめなの?
おすすめの方法は不動産に直接相談です。専門家と相談しながら中古マンションを探せるので、素人がネットで調べるよりも数倍はかどります。ですが、ネットの情報量は馬鹿にできないので、まずはネットで探すのもアリですよ。

インターネットでの探し方

インターネットに関しては有名な不動産総合情報サイトが分かりやすく、情報量も多いのでお勧めです。サイトによって掲載されてない情報もある為、本格的に探す場合は二つ以上のサイトを併用しましょう。 利用しやすく有名どころで挙げるお勧めサイトは次の通りです。

SUUMO・・・CMでもおなじみのサイトで情報量も非常に豊富です。安定感抜群。
HOMES・・・こちらもCMもやっており、有名なサイトです。物件情報も多く利用しやすいです。
アットホーム・・・上記2サイトと並ぶ優良不動産情報サイトです。

この3つが不動産情報サイトの御三家と言って過言ではありません。yahoo不動産等もありますが、上記3つのサイトの方が不動産に特化している分使いやすいです。
ネットで不動産を探していて気になる情報を見つけたらどうしたらいいの?
リスクはないので積極的に電話問い合わせか資料請求をしていきましょう。 もしくは、気になる物件情報を控えて近場の不動産業者に直接訪問して相談してみましょう。 不動産業者は物件情報を共有しているので基本的に全ての物件を紹介可能です。
ちょっと今のところで気になるんだけど、【不動産業者が情報を共有している】ってどういうことなの?
ここでは詳しい事情は割愛しますが、不動産業者には不動産業者専用の物件情報サイト【レインズ】というサイトを閲覧できます。 要はSUUMOの不動産専用バージョンと思ってください。そのサイトには「ほとんどの物件情報」が掲載されており、不動産業者は原則としてそこに掲載されている物件は紹介できるのです。
そういえば、最初のページで不動産業者は仲介業者って言ってたね。 その「レインズ」ってサイトは個人で見ることはできないの?
無理ですね。不動産業者にのみ発行されるIDとパスワードが必要ですので、個人で確認することはできません。 ついでにスーモとレインズに掲載されている物件情報の違いについて下記で詳しく説明しますので興味があればご覧ください。

物件が掲載される流れ

物件情報は売主がどこでもよいので不動産業者に「物件を売りたい」と依頼することで依頼された不動産業者が一定期間内にレインズに登録(義務)する事で、レインズに掲載されます。 そして、レインズに掲載された部兼情報はすべての不動産業者が確認することができ、買主に対して紹介することができます。
※個人売買については最初のページをご覧ください。

スーモとレインズの違い

「レインズは登録が義務」に対して「スーモは登録が任意」です。つまり、「スーモには登録されない物件情報がある」という事です。その理由もスーモに掲載をする意味を知れば理由がわかります。
スーモは売主から依頼された物件情報をより早く売る為に、物件の販売を依頼された不動産業者がスーモにお金を払って情報を掲載してもらいます。スーモに掲載すると一般の方もネットで物件情報を探して問い合わせをしてくれるようになるので、販売できる確率が非常に上がるのです。(こうすることで買主と売主の両方から仲介料がもらえるメリットがあります)
ぶっちゃけた話、お金を払ってスーモに掲載してさっさと売る方が利益になります
では、スーモに掲載されないパターンですが、それには二種類あり、「すぐに売れる見込みがある」か「全く売れる見込みがない」パターンのどちらかです。
不動産業者であれば「絶対に売れない物件」は分かりますので、そんな物件は経費の無駄なのでスーモには絶対に掲載しません。
逆にすぐに売れるパターンですが、不動産業者はこういった物件が欲しいという顧客を抱えてますので、その顧客に見合う物件であればすぐに売れるので、当然経費の掛かるスーモには掲載しないという事です。
※「スーモ」でなく「ホームズ」や「アットホーム」といった不動産情報サイト全般に上記は当てはまります。

おまけ:レインズに掲載されないパターン

レインズに掲載することは義務と言いましたが、実は掲載しなくてもよい抜け道があります。それは、レインズには掲載するまでに一週間前後の猶予期間があるという事です。
非常に良い物件は数日以内に売れるので、すぐに売れる優良物件であれば仲介手数料欲しさにぎりぎりまでレインズの掲載をぎりぎりまで引っ張るのです!
すぐに売れる物件はレインズに登録される前に当然売却済みとなり、実質登録されることはなくなります。

直接!不動産業者での探し方

不動産業者に相談に行く
不動産業者に直接話を聞きに行く方法ですが、最低2~3件は相談しましょう。 数を廻る事で非常に勉強になりますし、担当者の実力と相性は本当にピンキリですので複数の業者を廻って、担当者も比較をする事が非常に大切です。 良い担当を見抜く方法は感覚で大丈夫です。話をして相性が良さそうだと感じたら十分です。

相談に行く場合は、事前に電話連絡を入れた方が対応がスムーズになります。折角訪ねて担当が全員対応中であれば無駄足を踏んでしまう事になりますから。平日でも担当者は外廻りに出ている事があります。

そんな感覚みたいなもので大丈夫なの?担当によっては契約後に冷たくなるとか聞いたんだけど・・・
物件確認さえ自分できちんとやれば冷たくされても問題ありません。契約後の手続きは手際や対応に関しては電話で改善可能ですし、最終的に実行する内容は変わりません。それに、悪い担当者にあたるのは一人の担当としか話さない人が多いので担当を比較すればまず大丈夫です。

契約後に冷たくされるトラブルのカラクリはこうです。担当に良い物件と言われた為、特に確認もせず信用して契約を結びます。しかし、契約後の対応の変化から、担当と一緒に物件まで疑い、少し調べると気に食わない部分が見つかり、騙されたと言って解約騒動がおきます。しかし、解約をしてもお金が戻ってこないので、更に大きなトラブルに発展します。

つまりは、担当の評価=物件評価と考えてしまう事でトラブルになります。 この場合、厳しい言い方ですが住宅を買う自覚が足りないと言わざるをえません。 必ず担当の評価と物件の評価は切り離して考えてください!
そうだったんだ。だから自分で物件確認をする事が重要なんだね。 ちなみに、お勧めの不動産業者とかってあるの?
一概には言えませんが、私個人の経験上大手有名不動産会社が無難です。 大手だと、重要書類に関してはきちんとしたフォーマットがあり、社内ルールやマニュアルもある程度整っているので、重大な詐欺行為を働くことができないからです。
大手って微妙って口コミとか見た事があったけど、こうして聞いてみるととりあえずは大手にお願いする方が依頼する方がよさそうだね。
契約をするまではリスクが発生する事はないので、積極的に行動しましょう。 最初は業者というと不安に思うかもしれませんが良い人も多いですし、契約するまでは買主が圧倒的に有利ですので積極的に問い合わせをして行動して下さい!

このページのおさらい

中古マンション購入方法のまとめ
では、このページのおさらいをしておきましょう。このページでは次の内容を理解していれば大丈夫です。

物件探しは必ず2~3のサイトと業者を利用して探して下さい。契約するまではリスクはなく、買主の方が圧倒的に有利な立場ですので、積極的に行動するべきです。契約後に担当者が冷たくなる事はごく普通の事ですし、それも自分で物件確認さえ行っていればほとんど問題ありません。 しかし、ごく稀にとんでもなくダメな担当者がおり、流石にそのような担当者に当たってしまうと物件購入はかなり苦しくなります。しかし、複数の業者と比較すればその問題も気にする必要はありません。 とにかく、複数の業者に相談する事が非常に重要だという事を覚えておいてください。

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