素人が学ぶ中古マンション購入術

中古マンション購入は計画の段階から絶対に知らなければならない【3つの鉄則】があります。この3つの鉄則を事前に知っているかどうかで中古マンション購入の成功は左右されます!

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1.2:絶対知っておくべき中古マンション購入計画三ケ条

    このページで覚えるべきポイント

  • 住宅購入はあなたが納得した生活を基準に考える事が重要!
  • 契約しなければリスクはないので不動産業者に相談にいく!
  • 中古マンションは購入後の保証に期待できない!
  • 詳しい理由を知りたい方は読み進めて下さい

ここでは、死ぬほど重要と言っても過言ではない中古マンション購入において事前に知っておかなければ3つの鉄則について説明します。
上のまとめを見る限り、一回目と違ってかなり中古マンション購入に突っ込んだ内容になってるように感じるね。
まぁ、ダラダラすれば本末転倒ですし、無駄な記事を長々と書いてSEOやPVを稼ぐ事が目的ではないですからね。それに、私自身も不動産営業時代にサイトで調べて「重要な事だけを素人にも分かるように教えろ!」と思っていましたからね。
ん?SEO?PV?何の事?
ここでは関係ないので、気になる方はググってください。
では、早速始めましょう。ここで紹介する事は絶対に心に刻んでおいてください! このページの内容を理解しなければ、あなたの中古マンション購入は始まりません!

1条:住宅購入はあなたが納得した生活をできるかが全て

中古マンション購入は計画が大切
なんでこんなことを聞くの?こんなの当り前じゃない。
これこそが中古マンションを購入する上での真理であり、多くの人が理解できていないからです。 例えば、君が購入したい【理想の中古マンション】とはどのようなものですか?
えーと、改めて言われると難しいけど、立地が良くて、できるだけ綺麗な家がいいかな。 オートロックはもちろんあって、キッチンやお風呂といった設備は最新でなくても綺麗なものがいい!
まあ、探し初めならその程度の回答でしょう。
では仮に、予算の問題はクリアした上で、君の言っている中古マンションを購入できれば君は満足できると思いますか?
なんか棘のある言い方だけど、満足できるんじゃないの?
細かく言えば他にもあると思うけど、今の段階では希望した通りの家になるんだから。
経験則からですが、このようなケースの場合は購入当初は90%以上の確率で満足できるでしょうが、住んでから一か月経過すれば同じくらい高い確率で小さな不満が生まれ、一年後には当初の住宅購入を見直したくなるでしょう。
まだ考え始めだしそんなこと言われても当然じゃない!
計画をもっと煮詰めればもっと満足のできる中古マンションを購入できるはずだよ!
それが、本気で中古マンションを探し始めると肉体的にも精神的疲労が尋常ではない上に盲目的な理想も膨らんでしまう為、結局初めの段階で計画したふわっとした内容を主体として購入してしまう人が多いのです。 だからこそ、当たり前の事でも、心に刻んでもらう為に説明するのです。
そうなの?てっきりプロの営業マンが色々と教えてくれるから、探しながらもっと計画を煮詰めて考えればいいと思ってたんだけど?
中古マンション購入における営業マンについては別ページで詳しく説明しますが、 営業マンはあなたが思う以上に頼れるけど頼りすぎてはダメな存在なのです。
まず、今回の内容について詳しく説明していきましょう。

中古マンション購入において納得した生活とは?

こんな当たり前の事を最初に説明する理由は、多くの人は【納得できる購入】のみを考えて計画しているだけで【納得した生活】まで深く考えて計画できていないからです。
ある程度は生活も踏まえて考えていますが、多くの人は目先の満足のみの計画を考え始めます。

例えば、多くの人が中古マンションを選ぶ時に目安とする「築年数が浅い」「リフォーム直後で内装が綺麗」「設備が新しい」「駅等の施設との距離が近い」「価格が安い」と言ったものがあります。
これらはもちろん大切な判断要素ではありますが、これらだけでは【納得した購入】しかできません。

例えば、新築マンションでは絶対に手が届かない駅近の立地条件で、築年数が浅く内装も綺麗な中古マンションを予算ギリギリで購入できたとします。 このような中古マンションを購入できれば、購入時点では非常に満足できるでしょうが、実際に生活を送ってみて満足できるかは全くの別問題です。

資金繰りが厳しくて通常の生活水準を下げなければならない、近隣住民がトラブルメーカーだった、内装が綺麗なだけで見えない所に不備があった、周囲の住民の生活音がウルサイなど、このような事態が明らかになれば、納得の生活を送る事はできません。

便利な立地かつ綺麗な中古マンションでも通常の生活を苦しく過ごすのであれば、許容範囲の立地でそこそこ古いマンションだとしても、通常の生活がゆとりあるものであればそちらの方が幸せだと思いませんか?

私は上記の中古マンションを選ぶ目安を否定しているわけではありません。
【納得した購入】をする事も生活を充実させる為に非常に大切な事ですし、上記の目安は【納得した生活】を送る為の大切な判断要素な事は間違いないからです。

ただ、もう一歩踏み込んだ見えづらい要素も初めの段階で考えておいてほしいのです!

そうするだけで、【納得した購入】でなく【納得した生活】を基準にして中古マンション購入の計画を考えるという、なによりも大切な事が実行できます!

【納得した生活】を基準にして計画を考えるために必要なポイントですが、詳しくは次のページでまとめて説明したいと思います。

2条:計画段階だからこそ一度は実際に不動産業者に相談に行く

中古マンション購入は不動産業者に相談しよう

中古マンションの購入に限らず、住宅購入の計画を立てようとする場合、自分たちで計画を考える事も大切ですが、一度は不動産業者に相談し、実際に物件を見学する事が非常に重要です。

これは、「物件の購入を前提で相談しに行け」という事ではなく、物件購入を検討するかどうかを判断する為にも、実際に不動産業者に相談をし、とりあえずでも実際に物件を見学した方が良いという事です。

営業マンに希望を伝えて実際に相談する事で、自分達の独学だけでは気づけない物件選びの大切な要素を知る事ができますし、実際に物件を見に行く事で現実的なイメージの基準を持つ事ができます。これは、きちんと計画を考える上で非常に大切な要素になります。

更に言えば、一度何かしらの物件を購入する前提で実際に見積もりを出してもらい、ローンの事前審査まで試してもらっても構いません。ローンの事前審査が通っても、その後の本審査とローン契約を交わさなければ、次回のローン審査が通りづらくなるといった問題もありません。

ここまで行えば資金計画に関してもより正確に数字を考える事ができるようになるので、できれば実践して欲しいところではあります。 そして、一度不動産業者とやり取りを交わす事で、本気で物件購入を検討する際の営業マンとのやり取りも落ち着いて臨めるという事も大切です。

住宅購入は肉体的にも精神的にも非常に疲れる作業ですので、いきなり本番の相談に行ってしまうとその場の雰囲気で丸め込まれて、冷静な判断ができないまま契約をしてしまうという事は意外とあります。やり手の営業マンやゴリゴリの営業をかける営業マンなら尚更です。

ですので、物件購入を検討しようか悩んでいる段階という、気楽に断れる状況で実際に不動産業者に相談すると言う事は非常に合理的な方法なのです。

しかし、購入する意思が薄いのに実際に相談する事は相手も忙しいし気が引けるかもしれません。
が、住宅購入を考える際にそんな気遣いは不要です!

住宅は人生で最大の買い物ですし、やり直しの非常に重要な決断なのです。
そんな甘い考え方をするくらいならば住宅購入なんて考えない方がマシです。


住宅計画の提案も不動産営業マンには仕事の1つですので安心して下さい。
更に、現段階では住宅購入を考えていないお客様からの相談も、営業マンにとって全く旨味のない話ではありません。(この点に関しては別のページでご説明します。)

大切な事なので上記ではきつく言いましたが、相談だけ行く事はそこまで気に病む事ではありませんので気楽な気持ちで行ってもらって大丈夫です。
そして、実際に相談しに行くうえで知っておいてほしい事実があります。

物件契約をしなければあなたには一切リスクはないという事です

不動産業者に相談しに行けばアンケートや申込書にサインを求められる事はよくあります。
ローンの審査となれば、仮契約とかいう名目で申込書にサインを求められる事になります。
それらの書類には別にサインをしても構いません。

そんな紙切れには法的効力は一切皆無だからです

住宅購入において初めに法的効力が発生するのは【売買契約書へのサイン】です。
「申込みをしたから契約をしないと違約金が発生する」といった法的効力は皆無です。
何を言われたとしても断ればおしまいです。

また、申込みの段階で手付金といった金銭の支払いが発生する事はありません。
物件調査といった特殊な依頼をしない限り、売買契約を交わすまで金銭やり取りは皆無です。
ローンの事前審査に関しても無料でやってもらう事ができます。

あくまでも売買契約書にサインをしなければ、いつでもノーリスクでキャンセルが可能です!
「気付かない間に売買契約書にサインをしていた」なんて事もまずありません。

売買契約書にサインをする際には【重要事項説明】が法的に義務付けられているからです。

分かりやすく言うと、売買契約書にサインをする時は様々な書類を用いて最低でも30分以上の契約内容の説明がありますので、誰でも簡単に気づく事が可能です。 万が一ローンの事前審査や物件見学に「売買契約書にサインが必要」のような旨を伝えられれば帰ってください。 その営業マンは「単なる嘘つき」であり信用できません。

もし、現時点で売買契約を交わしていたならばノーリスクでの後戻りはできないでしょう。
契約内容等をあまり理解せず曖昧なままで【実質契約させられた】という状況でも不可能と考えてもらっていいくらいです。 この点に詳しくは先のページでご説明します。

そして、相談に行く不動産業者に関してですが、あなたに人脈等のツテがなければ大手の有名な不動産業者に行くといいでしょう。 私自身が大手至上主義という訳ではなく、大手は基本的な制度がきちんとしており、人数にも余裕がありますので、相談の段階ならば圧倒的に安心だと言えるからです。

3条:中古マンションは購入後の保証が期待できない

中古マンション購入は確認が大事

新築と比べて中古マンションを含む中古住宅は自分で物件を確認する事が必須です。 そうでなければ、あなたの中古マンション購入でギャンブルをする事になってしまうからです。
物件状況と契約条件については最低限自分で確認しなければいけません。絶対に!!!

その理由は、中古住宅購入後の物件トラブルは基本的に自己責任だからです。

住宅と言えば何かしらの不備が見つかった場合、保証によって修繕してもらえると思っている人が多いですが、中古物件の購入に関しては保証が一切ないと言っても過言ではありません。

一応、中古住宅にも保証はありますが、内容を要約すると「告知されていない重大な欠陥」に限られます。
重大な欠陥とは、雨漏りや建物全体が傾いている位のレベルの事です。
床が抜けた、扉がはずれた、水回り設備から水が漏れたレベルの欠陥では保証はききません。

ネットで「相談したら簡単な欠陥ならなおしてくれる」という情報もありますが、それは厳密に言うと「法的な保証」ではなく「売主の好意」です。もしくは、購入前の交渉による値引き代わりの修繕です。
要は、法的に求められている修繕ではないのであなたの場合は保証が効くわけではないという事です。

更に、不動産に関する修繕や保証はトラブルが発展した場合は非常に性質が悪いです。
詳しくは割愛しますが、極力トラブルになりそうな芽は潰さなければなりません。
ですので、この事だけは絶対に覚えておいてください。

物件状況と契約条件に関しては絶対に自分で確認しなければならない事を!

ろくに自分で確認する努力もせずに仲介業者を信頼して購入するという考えの買主は売主にとっても不動産業者にとっても単なる「カモ」です。 これだけズバッと言えるくらい、本当に重要な事です。
とは言っても、別にプロ並みの確認が求められるわけではありません。

事前に何を確認するか分かれば誰でも可能です!

プロ並みの確認ができればもちろんいう事はありませんが、素人でもできる基本的な確認でも購入後の欠陥に対するリスクは大きく軽減する事ができます!
確認するポイントはこのサイトでもまとめてご説明いたします。

とにかくここでは、自分で確認する事が絶対的に必要不可欠だという事を心に刻んでおいてください。 「簡単な物件トラブルは保証で何とかなるだろう」という甘い考え方で計画をたてると、購入後に予想外のトラブルや出費に見舞われる事になります!

このページのまとめ

要約すると、
中古マンション購入は計画段階が非常に重要!!!
だという事です。

その為に、大切な事は次の3点です。

  • 1:次のページで説明する一歩踏み込んだ内容も計画段階で考える
  • 2:計画段階で一度は不動産業者に相談をする
  • 3:確認する事が非常に大切なので、事前に内容をまとめておく

ココだけ見れば結局どうすればいいか不安になるかもしれませんが安心してください。
このサイトできちんと順を追って、誰にでも理解できるように説明していきます。
次のページでは早速、計画段階で考えるべきポイントを説明していきたいと思います。


中古マンションは保証が期待できないなんて思ってもみなかったよ。何か、中古マンション購入について本格的な内容がスタートした感じだよ。
ここからが本番ですからね。一気に理解しようとせず自分のペースで、順を追って落ち着いて読んでいってもらえれば幸いです。
けど、専門的な用語がでないから、この感じで行けば時間はかかるけどなんとなく分かりそうだね!ここでも計画が大切な事はなんとなく分かったし。
その、「なんとなく分かった」と感じてもらえれば大丈夫です。とりあえずでもこのサイトの内容を認識してもらえれば、実際に動いた時に落ち着いて考える事ができますからね。 それに、現在ではスマホという便利なアイテムもありますので、その都度確認する事も可能ですからね。では、次にいきましょう。
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